私は毎日日記を5000文字書いています。
継続期間が(休止をはさみつつ)5ヶ月ほどになったので、効果を紹介します。
なんで5000文字書こうと思ったの?
このような行動に至った経緯は、ネットでなんちゃら法の紹介の記事を見たことから始まります。(なんちゃら法の詳細な名前は忘れました。誰か教えてください)。
なんちゃら法は、なにか作業を始める前に「とりあえず5分間、がむしゃらに文章を書く」という行動をします。
記事によれば、それにより頭の回転が良くなり、その後の作業が円滑になるという効果がある、とのことでした。多分
実践しましたが5分では物足りず、5000文字にしたところで良い感触を得たので、現在も毎日日記を5000文字書いています。
5000文字書くと、どんな事が起きるの?
これは、実際にやってみると分かるのですが、非常に良い効果が現れます。
効果を説明するために、日記を書く流れを説明します。
まずは今日あったことや、その瞬間の感情を書いていきます。
私の場合は、朝イチで日記を書いているので、大体その時の感情を書くだけになります。
「今日は○時に起きた。」
「書くぞー。」
「うんこしたいなあ。」
「買い物行きたいなあ。」
というような内容になりますが、300文字ぐらいで書くことが無くなります。
これが重要なのです。
書くことが無くなるのが重要なのです。
残り4700文字書くために、頑張ってネタを考えます。
そうすると
「そういえば、昔あんなことあったな…」
「そういえば、〇〇をやりたいっていう夢があったんだよなあ…」
など、なかなか日常では意識しづらい記憶が呼び覚まされます。
日常を何気なく暮らしていると、たった300文字分の表層的な記憶しか認識できないのだと思います。
その表層的な記憶を日記に書き込むことで、脳の中から追い出すことができます。
そこから更に考えることで、はじめて脳の深層の記憶にアクセスできるのです。
表層的な情報は、大抵しょうもないもので、「だるい」とか「めんどくさい」とかその程度のものです。
しかし、このしょうもない情報に、思考は支配されているのです。
普通の日記というと、表層的な情報の記録に留めるものだと思います。
しかし、一見書くことが無くなった、そこからが重要なのです。
残りの4700文字から触れられる記憶は素晴らしく感じられるはずです。
まず、自分の過去の記憶が思い起こされます。
それを日記として文章化します。
その記憶も脳から追い出されます。
そうすると、更に深層の記憶へのアクセスが可能になります。
基本的にはこの繰り返しです。(書く→深掘り→書く→…)
脳内の引き出しにぐちゃぐちゃになって押し込まれていた記憶を引っ張り出して整理している感覚です。
これまでの人生と対話できます。
過去の記憶を引っ張り出して並べてみると、
「このときの成功と成功、実は同じ要因だな。」
「このときの失敗と失敗、実は同じ要因だな。」
「あのときの判断とあのときの判断は同じ感情だな。」
など、自分の人生での、一見関係がなさそうなエピソード同士の思いがけない関連性に気がつきます。
刹那的に生きて、刹那的に判断して来たと思った自分の人生の法則性に気が付きます。
じつは、その法則性こそが自分なのです。
自分の法則性に気がつけば、将来どうあるべきかも自ずと分かってきます。
つまり
日記を5000文字書くと、最強に自己分析が進むのです。
どうやって書いてるの?
5000文字日記に興味を持っていただけたでしょうか?
ここからは自分なりの考えと工夫を紹介します。
まず、5000文字という量ですが、脳内の情報を出せば出すほど深層の情報にアクセスできるので、文字数は多いほど良いと思います。
少しずつ書くと、表層の記憶の処理にリソースを割いてしまうので、なるべく短時間に大量に書いたほうが良いでしょう。
毎日少しずつ書くより、「月に一回だけ20000文字書く」とかのほうが効果が上がるかもしれません。
私の場合、毎日5000文字書くことがルーティンになっていて、書かないと不安になるので毎日5000文字という形にしていますが、自己分析という目的であれば毎日書く必要はありません。
次に使用ツールを紹介します。
はてなブログの下書きに書きまくる
現在私は、はてなブログの下書きに日記を書いています。ちなみに自分的には公開しないほうが良いと思います。
あくまで日記は自分との対話です。
というか、人に見せる前提で書くと、意識が外に向くので疲れて継続的に書けなくなると思います。
はてなブログは、常に文字数が表示されるので、モチベーションも維持されやすくオススメです。
保存もはてなのサーバー上に保存されるので、後から読み返しやすいですしね。
(はてなブログでの5000文字日記の様子)
グーグルドキュメントで日記を書く
第2の選択肢としての有力候補がグーグルドキュメントです。
グーグルのアカウントで管理されるので、様々なデバイスで書きやすいです。
PC版にもなんと音声入力があるので、キーボード入力が苦手な人は使うと良いかもしれません。
しかし、自己分析という目的の達成においては、指を動かす事と、文章化の工程が重要な気がしたので、私は音声入力は使いません。
しかしこれは個人差が大きいと思うので、試してほしいです。
あと、文字数が、「ツール」→「文字カウント」と選択しなければ確認できず、そのひと手間が結構負担になるので、私はグーグルドキュメントは使っていません。
日記、面白いので是非試してください。
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