風呂にはいるのがめんどくさい

自分は風呂に入るのが嫌いで、可能な限り入りたくないと思っている。

会社員をしていた頃、毎日シャワーを浴びることが苦痛でしょうがなかった。

日常的に発生する大きな心理負担だった。

帰宅後に、シャワーを浴びたくない、シャワーを浴びたくない、と呪詛を唱えながら他のことに手を付け、結局起床後にシャワーを浴びるという生活をしていた。

こんなことで、毎日精神をすり減らすなんて、本当にバカバカしいことだった。

ある意味、夏休みが終わってから宿題をしているような気分を毎日味わっていたのだ。

ある時、これが劇的に改善された。

会社にシャワーがあることに気が付き、会社の昼休憩の時間にシャワーを浴びるようになったのだ。

昼休憩は限られているので、かなり急がないとシャワーを終わらせることはできない。

シャワーを今すぐ浴びるのか?それとも後から浴びるのか?

そんな選択は許されず、昼休憩の始まりとともに足早にシャワーのある場所まで行かなければならない。

これが良かった。

選択肢を奪われるということが非常に良かった。

どちらにしろ、一日に一回は、何らかのタイミングでシャワーを浴びなければならない。

それに時間制限をつけることで、シャワーについて悩むことが無くなった。

というか悩むスキがなくなった。

それからは生活が非常に楽になった。

本来、就業時間後の自由時間でおこなっていたシャワーというタスクを、会社の休憩中という拘束時間内で処理できるようになり、自由時間が増えた。

(昼食は10時と15時の休憩でとっていた)。

そして、シャワーというタスクの無い状態で帰宅できるので、非常に爽やかな気分で余暇を過ごすことができた。

7月中に宿題を終わらせた夏休みの気分といえば分かるだろう。(筆者は一度も夏休みの宿題を終わらせたことはないが…)。

 

そして、シャワーを浴びないことから、自室のガスの必要性がなくなり解約をした。

そして約1500円ほどガスの基本料金が浮き、休日はスーパー銭湯に通っていた。

当然休日ごとにスーパー銭湯に行けば、1500円ではマイナスになってしまう。

だが、このガス解約と同時に始めた銭湯。

その魅力に気がついた。

思えば一人暮らしをしてから、湯船に浸かるということを全くしていなかった。

だが、銭湯で、大きな湯船に足を伸ばして浸かることは、シャワーとは比較にならないほどの娯楽性があることに気がついたのだった。

シャワーだけで暮らしている人には、ぜひ週一回ほどの銭湯通いをおすすめしたい。

 

会社でシャワーを浴び、週末は銭湯に行く。

この布陣には、ある魅力がある。

それは、自室の浴室を使わなくていいということだ。

自分は一人暮らしをしていて、浴室のカビ臭さと、髪の毛と、湿気には本当に苦しめられていた。

正直ちょっとトラウマになっている。

それが、実は心理的にものすごい負担になっていた。

しかし、ある時引っ越したタイミングで完全に浴室利用ゼロ生活を始めたのだが、かなりストレスが軽減された。

これは本当におすすめしたい。

やはり自室に湿気を招く行動はヤバすぎる。

今後の人生でも、浴室は絶対に使いたくない。

 

今現在、筆者は無職だ。

会社のシャワーは当然使えない。

自室の浴室は絶対に使いたくないので、現在は近所のシェアハウスに金を払い、シャワーを借りている。

最近は無収入なため、銭湯に通わなくなってしまった。

またシャワーだけの生活に戻ってしまっている。

そして最近は、無職ゆえに、特に汗をかくこともなく、毎日シャワーを浴びなくていいや、という気持ちになっている。

特に冬などは、一週間以上シャワーも浴びずに引きこもっていたりする。

だが、一つ言える。

シャワーは気持ちいい。

こればかりは真実だ。

「風呂に入って後悔することはない。だから入ろう」

という言葉を聞いたことがある。

真実だと思う。

これだけ、風呂から逃げ続けてきた人生だったが、今まで一度も風呂に入って後悔をしたことがない。

夏場なんて、シャワーを浴びると最高に気持ちいい。

でも入る前は嫌で嫌でしょうが無いのだ。

本当に意味のわからないことだ。

世の中には「めんどくさいけど、やるといい」ことがあるのだとわかる。

めんどくさいけど、やるといいこと。

これってめちゃくちゃ重要だと思う。

ていうか、ほぼ人生の全てと言っても過言でない重要事項だと思う。

やった後に気持ちいいと確定しているシャワーですら、めんどくさいからやれない。

そんな怠け者が、なにか努力ができるのか?

成功するかわからない挑戦をすることができるのか?

できるわけがない。

成功することが確定している、シャワー浴びすらできないのに。

 

思い立ったらすぐにシャワーを浴びる。

怠け心をなくし、シャワーをしっかり浴びることが人生の第一歩なのだろうな。