23社の倒産事例


「なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則」という本を読んだ。

社長業には、会社の規模とフェーズにより求められる資質が変化するという難しさがあると感じた。

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稼ぐ技術使う技術

社長は、事業の規模が小さい時は「儲ける仕組みを作る能力」が必要で、規模が大きくなると「稼いだ金を上手く使う技術」が必要になるのだと思う。

アマゾンとかフェイズブックとか、マジモンのトップ企業の社長は、どちらも兼ね備えていると思う。

社長には「起業家」「投資家」の能力が必要だということだ。

倒産した会社の特徴として、社長の「投資家」としての能力が低さが共通して見られた。

典型的な点で言えば、事業とは関係のないデリバティブ取引で数億円の損失を出す等だ。

そんな直接的な投資の失敗だけでなく、設備投資の失敗もある意味投資家としての能力の低さだと思う。

また、収支の計算についても無頓着だったりする。投資家だったら収支に興味を持たないことはありえない。

起業当初

当たり前だが、やはり起業家には「儲かる仕組みを作り出す」能力がある。

起業した当初なら「いかに金を稼ぐか」だけに意識をフォーカスしていれば良いと思う。

しかし、同じビジネスモデルが何年も成立するものではない。

そのために新商品を開発したり、多角経営に走るわけだが、そこからだいたい狂ってくる。

狂ってくるということは、自分の当初の適性とは違う次元のことをしているということだ。

では、そもそもなぜ会社を存続させなければならないのだろうか。

社長としてどうしたいのかハッキリさせる

そもそも、なぜ社長業をしているのかハッキリさせないといけない。

金が目的だったのなら、儲かっているタイミングで事業売却もしくは、数字に強い人に経営させて、自分は株の配当で利益享受すれば良い。

社員雇用の維持の場合も同じだ。自分が形成せずとも「投資」の資質がある人に経営を任せれば良い。

自分の能力を証明したい場合は、尚更。事業売却し、その資金でまた好きなことで起業すればよいだろう。

なぜ、自分で経営しようとするのか。

それはうぬぼれでしか無いと思う。

「投資家」になる気持ちがないなら事業は売却前提で考えたほうが良いと思う。

多角経営でなぜ失敗するのか

そもそも、なぜ多角経営した時の失敗が多いのだろうか。

それは、単純に一回目の成功が運だった可能性がある。

だったら、尚更一回目に幸運にも作り上げることができた「儲かるシステム」は、金の計算に強い人に任せ、より長くビジネスを延命してもらい、自分は外部から配当のみ貰えば良い。

2代目以降の社長

起業のセンスも投資家のセンスもない。

創業者の作り上げたシステムの改良ぐらいしかできない。

遅かれ早かれ崩壊する。

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