安定した家に住みたいンゴ

安定した家って何だろう。

 

自分はいま、2年で追い出される契約で家賃月2万円の事故物件に住んでいるが、これは不安定だ。

 

一見、家賃が安くて良く見えるかもしれないが、自分は無収入なので、家賃を毎月払うという行為は崖から飛び降りているに等しい。

さらに2年以内に退居しなければならない契約。

不安定さの典型と言える。

 

では、仮に収入があったらどうなのだろうか。

働いて、安定した収入を得て、普通の賃貸に住む。

多くの人がこのような方式で暮らしていると思う。

だがそもそも、安定した収入などありえないのだ。

 

病気になればすぐにでも働けなくなる。

年を取れば働けなくなる。

年金は将来ない。

 

収入がなくなれば住めなくなる。

だから賃貸は不安定だ。

 

 

戸建てはどうだろうか。

そもそも値段が高いというデメリットはあるが、完済すれば良いかもしれない。

月々の支払いは、賃貸と比べれば少なくて済む。

 

だが、果たしてその家は保つのだろうか?

家は経年劣化していく。

もしかしたら改修費が多く必要になるかもしれない。

災害で家が壊れるかもしれない。

そう考えると、戸建てであれ、安定しているとは言えないのだ。

 

安定した家を作るには、

  1. 人間はいつか劣化して、収入が得られなくなる。
  2. 家はいつか壊れる。

この2つの問題を解決しなければならない。

 

「人間も、家も、不安定である。」

この事実を考慮しなければ、安定した家を手に入れることはできない。

 

2つの問題を解決する方法は一つ。

それは継続した社会を作り上げることだ。

会社運営を想像すると分かりやすい。

継続的な会社は、常に新入社員を入れて、社員の年齢構成を適切に保っているはずだ。

継続的に供給された新入社員として経験を積む。

中堅社員となり主導的に会社を回す。

老齢になり、能力の衰えからマネジメント側になり、新入社員と中堅社員に支えられながら定年退職する。

会社の内部の人材は入れ替わっているが、

会社という箱は安定して保たれている。

 

これを安定した家造りに当てはめてみよう。

  1. 立派な家を建てる。
  2. 出産や、同居人の募集によって継続的に住人を増やす。
  3. 住人が引っ越さないように、仕事を作り、周辺環境を整える。
  4. 住人と助け合って、家のメンテナンスを行う。
  5. 老齢になって、住人に支えられて死ぬ。
  6. 残った住人によって2~5のサイクルが持続される。

どうだろう?

家は安定して保たれている。

そう、これが安定した家だ。

分かって頂けただろうか、

 

家づくりとは社会づくりである。

 

人間というものに、寿命と健康がある以上、

人材の供給以外に、安定を成立させる方法は無い。

 

安定した家づくりで最も大切なことはなんだろうか。

それは立派な家をたてることではない。

3.住人が引っ越さないように、仕事を作り、周辺環境を整える。

上記が最も大切なことだ。

仕事を作り、周辺環境を整える。

この功績があってこそ。

5.老齢になって、住人に支えられて死ぬ。

上記が可能なのである。

老齢になって家を追い出されれば、それは安定した家ではない

 

周辺環境を整える努力があるからこそ、住人は供給される。

それを怠れば、家から住人はいなくなるだろう。

新規住人への圧倒的な貢献無くして、老齢時に住人の支えを得ることはできない。

 

 

実は、これは現代の社会の問題とほぼ同じ構図である。

経済が衰退し、医療費に圧迫される状態で、生まれてくる新たな世代に圧倒的な貢献ができているだろうか。

家づくりに例えれば、仕事も作らず、周辺環境を整えず、メンテナンスもしていない状態だ。

 

貢献している、していない。

主観などどうでもいい。

新たな世代がそう感じなければ、社会から追い出されて死ぬことになるだけだ。

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