売れるコンテンツ

漫画の売上について調べていた時、

きらら系漫画の売上を語る2chまとめブログが目に入った。

 

「ゆるキャン」より「がっこうぐらし!」のほうが売れていることに関して、

「先が気になるタイプの漫画だから」という考察コメントがあり、

筆者は、深いと思った。

 

人に求められるコンテンツは2種類に分けられると思う。

「良いもの」と

「先が気になる」ものだ。

 

「良いもの」の例としては、

  • イラスト
  • 音楽
  • ギャグ漫画
  • ユーチューバー
  • ゲーム
  • 映画

 

「先が気になる」の例としては、

  • ストーリー漫画
  • 連続ドラマ
  • シリーズ物のゲーム実況動画とか
  • 長編アニメ

 

などが挙げられる。

 

もし、コンテンツを作るとして、特にこだわりがないのなら、

「先が気になる」コンテンツを作ったほうが良い、と筆者は考える。

 


 

仮にイラストレーターを目指すとしよう。

修練の結果、ドチャクソエロ可愛い絵が描けるようになったとする。

 

ツイッターに絵を投稿するたびに多くのイイネがもらえることだろう。

「良いもの」であるから当然だ。

多くのファンもできるだろう。

 

ある時、絵を書くのが嫌になり、筆を折ったとする。

だが、ファンは困らない。

ファンは代わりに、

別の作者のドチャクソエロ可愛い絵を見るだけ、なのだ。

 

 

では、冨樫義博が筆を折ったとする。

そうするとファンはめちゃめちゃ困る。

なぜならハンターハンターの続きを描けるのは冨樫先生だけであり、

代替できないからである。

 

イラストと漫画で、同じ絵描きのように思えるが、ファンの依存度は異なる。

クリエイター目線でいうと、ファンから必要とされてなおかつ代替できないコンテンツを作ることは、経済的にも社会的にも有為だと筆者は考える。

 


 

イラストでも、

代替できないレベルで上手ければいいじゃないか、と思うかも知れないが、

努力と成果の効率が違ってくる。

 

代替できないレベルとなると、世界レベルに飛び抜ける必要がある。

しかしそれだけの実力をつけたとしても、自分が筆を折った後には、2番手が1番手に昇格するだけなのだ。

では、2番手がいないぐらいにニッチなジャンルのイラストを書くとしよう。

しかし、ニッチなジャンルはそもそも需要が少ないので、ファンには愛されるだろうが稼ぐことは困難になる。

 

作品のクオリティアップより、

作品の続きが気になる仕組みづくりに時間をかけたほうが、より簡単に人の心を引きつけることができると思う。

 


 

ユーチューバーで考えてみる。

トップユーチューバーのように、毎日ネタの違う動画をアップすることは多大な労力がかかると思う。

なおかつ視聴者は常に新しく、更に面白いものを求め続けるので、期待に答え続けるのは長期的に厳しいだろう。

それだけの労力をかけても、単発のネタ動画は代替可能なもので、自分がネタ切れになれば、視聴者は他の投稿者に流れる。

 

代替できないコンテンツにするためには、

「プロジェクト」にするのが良いと思う。

 

目標があって、一つ一つの動画はその経過発表という形にすれば、

視聴者は、目標に至るまで気になってしまうし、

動画投稿をやめれば、

「続きはよ!」とコメントしたくなることだろう。

ゲーム実況で言えば、縛りプレイの企画だったら、クリアまで気になってしまう。

 

また、単発ネタ系の動画を上げるにしても、投稿者自身が、

「いつか5000人集めてトークイベントしたい」

とか、具体的な目標を掲げていれば、視聴者側は目標達成まで気になったり、もしくは応援したくなると思う。

漠然と面白いコンテンツより、物語を感じるコンテンツのほうが、人から求められるのではないかと思う。

 


 

ゲームの売り方に関しても、余地があると思う。

ゲームは、一本のソフトの中ではストーリーがあり、続きが気になったりするが、

ソフト単体で完結するので、新作を求める熱量は、ストーリー漫画の新刊より弱いのではないかと思う。

話の続きが気になるから続編も買う、という形の商売ではないからだ。

 

ソシャゲのアップデートを繰り返してコンテンツを拡張していくスタイルは、

ストーリー漫画の売り方と同じ様式であり、効率が良いと思う。

 


 

海外ドラマの売り方は最強だと思う。

人気が出れば、どんどん引き伸ばすスタイルで、ジャンプ漫画と同じ様式だ。

正直、一つのパッケージで完結しなくても許されるというコンテンツは理想的だなと思う。

 

そんなかんじや、この議題については引き続き考える

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